2005/4/16 ヘルシンキ3DAY 

marimeiko2006-02-09

4/15 3DAY マーケット広場で朝食。そしていよいよアラビアファクトリーへ


朝は8:30ごろにユースホステルを出発して港まで10分弱ほど歩く。今日の朝食は、マーケット広場にて。

工芸品から手編みの帽子、手作りのおもちゃなどのお土産屋さんから、果物や食べ物のカラフルな食品や、カフェがテントを張っている場所です。
木で作ったおもちゃを丁寧に説明してくれるおじさん。
本当はすっごく欲しいけど、子供がいるわけでは無いし、次回来た時には購入したいと思いつつ、後にしました。
欲しかったのは、毛の帽子。ロシアの人たちがよくかぶっているような。
あれ、欲しかったー。
でも、この先の国々は暖かくなるのがわかってるし、もう4月中旬だし。今買っても一利なし。
というわけで、これも次回に持ち越し。
真冬だったら絶対買ってただろうな。かぶりたいもの、あの帽子。

パンを買って、やかんの看板がかわいかったカフェで、砂糖をまぶした揚げジャムパンとコーヒーを買い、外のテーブルと椅子に腰掛けて朝ごはん。
朝日が気持ちいい。
カフェにはサラリーマンが続々と入ってきて、パンとコーヒーで出勤前を楽しんでいました。


オールドマーケットホールにも行っきました。

こちらは、マーケット広場から少し港沿いに歩いたところに建っている細長い建物で、いわゆる室内市場。
中にはサーモンやハム、お菓子などなどさまざまな食べ物と、電車の車両をかたどったようなカフェも。怖そうな魚屋のオヤジにカメラを向けると、大きな魚を持ってポーズを決めてくれました。

さて、市場を楽しんだところで、次はフィンランドで一番の目的ともいえる、食器メーカー・アラビア社のファクトリーへ、トラムに乗って向かいます。ヘルシンキからトラムで約20分。

少し、ローカルな香りが漂う場所に、ARABIAの文字が立てにならぶ工場が見えました。
うわー、来た来た来た。来ちゃったよーと写真を撮りまくる、女3人。

まずは、エレベーターで9Fに上ってアラビア博物館を楽しむ。

そして、雑誌でチェックしていたここでしか手に入らない……という、過去のアラビア社のロゴがランダムに印刷されたマグカップを発見! たしか、2800円ぐらいした。
むむ、マグカップ一つにしては高い。
というわけで、ファクトリーショップにあることを願いつつ、買い物に繰り出す前にランチに向かいます。

アラビア社の食堂は、蒼然としたテーブルや椅子の配置と高い天井が有名で、絶対行きたかった所。
ところが、この日は土曜日だったため食堂はクローズでした。
がっくり。これも、また次回のお楽しみです。
でも、小さな売店があって軽食ならこちらでOK。
お水やコーヒーは自分でカップに注ぐのだけど、HOGANAS(ホガナス)のプレートやマグカップや、そして、アイノ・アールト ハイボールが惜しげもなく置いてあります。
さすが、自社製品。贅沢。

>そして、お腹も満足したところで、いよいよファクトリーショップに出陣。

ファクトリーショップには、正規品はもちろんのこと、いわゆる、B級C級品が格安で売られている、アウトレットショップです。私にとってこのお店に来るのは“出陣”という言葉がぴったり。
いわば、自分の欲との戦いの場。
女3人、カートを持ってハンターのようにそれぞれ店内に散っていきます。

私の場合、とりあえず“欲しいもの”を見つけては次から次にカートに入れていきます。ある程度、吟味しつつもお金はあまり気にしません。お金を計算して、選定にかけるのは後にします。

いきなりTeemaの21cmプレートを4ユーロ(約550円)で発見! テンション上がります!!一回り小さいプレートも3.5ユーロ。迷う〜。両方欲しい。
アラビア博物館でしか手に入らないアラビアロゴのマグカップも6ユーロで発見!
“現地でも手に入らないことがある!”なんてあおり文句を書いているネットショップもあるけれど、私が行った時には、アウトレットショプにたくさん置いてありました。


基本的にはどの値引き商品も、すこしロゴの印刷がかすれていたりするものはあるものの、ほとんどの品物が、ド素人の私にはどこがどうして値引き商品なのかわからない品ばかり。私は“自宅で日常に使うもの”をコンセプトに品物を選ぶので、アウトレット物でまったく問題がないのです。まして、アラビアのロゴだとかイッタラのロゴだとかも、まぁ、関係ないです。
イッタラのキッズシリーズやAALTOベース、KARTOのピッチャーにEGOのカップ&ソーサーなどいつか欲しいなぁと憧れていたものを次々とカートに入れていきます。あー、幸せ。


さて、土曜日のクローズ時間は平日より2時間ばかり早いので注意が必要です。あと、15分ほどで閉店という頃、一人の店員さんが寄ってきて、カートにごちゃごちゃ入っているものの、まだ店内をうろうろする私に、
「そのカートの中身買うの? あと、15分で閉店だけど……」

yes!yes! を繰り返し、購入リスト最終選考に入ります。
イムリミットぎりぎりまで悩み、支払いを済ましたらちょうどclose時間となりました。
本当なら梱包作業は自分たちでやるんだけど、お店の方が
「梱包は私たちでやっておくから大丈夫よ!」
ということで、配送用の梱包全部やってもらっちゃいました。感謝です。

約10アイテム、163ユーロ(¥23296)のお買い上げ。
(工場から日本まで送ったので送料が¥12000ほどかかり、どれだけお得だったのかは……計算しないようにしました笑。しかし、次回はなんとか機内持ち込みで自力で持って帰ろうと思ったのも事実です)

本当はもっともっと買いたかったなぁ、また今度来ようと思いつつ帰りのトラムに飛び乗ったものの、かわいい家が見え隠れする静かなヘルシンキ郊外を散策したい!と思い、慌てて次の駅で飛び降りました。


地図もなければ、何があるかもわからない。
目的も何もなく、ただフラフラと思うままに歩きます。
色とりどりのかわいらしい家やお庭が、違和感なくそこに存在しています。
北欧に来たんだなぁとしみじみ。まずは半年ぐらいなから住んでみたいな。

その後、トラムが走る通りを横切りまたふらふらと歩いていくと、遠くに湖が見えました。
 
フィンランドは何といっても、“森と湖の国”だもの。行ってみなくちゃ。
湖のサイドには、太陽の光がたーくさん入るように設計されているモダンな住宅が。
ガラス張りのベランダは、西日が燦々とあたっており、昼寝するの最適(と見える)。
「あー、あんなところに住みたいねー」と言うと、一緒に旅する友人が「でも、フィンランドは税金も物価も高いから、夫婦共働きじゃないと絶対やっていけないらしいよ」と出発前に予習したテレビ番組で、フィンランドの人々が言っていたらしい。
日本よりも税金高いんだよね。いいことばっかりじゃないんだよね、と現実を思いつつお散歩する老夫婦や子供連れの人たちと、パラパラとすれ違います。
この、パラパラな人の少なさも居心地を良くさせてくれます。


サングラスをかけてとってもかっこよくキメていた男の子がいたので、写真を撮らせてもらったら、カメラを向いてバッチリ決めてくれた。


1時間ぐらいフラフラしていました。
のんびりゆったりした時間。旅の中でももっとも大好きで大切な思い出です。
観光地があったわけでも特別な何があったわけでもないけれど、ヘルシンキフィンランドを見た気がします。


夕飯はヘルシンキ中心に戻って。フィンランドの家庭料理が食べられるという「Seahorse 」(www.seahorse.fi)へ。
フィンランド人にも人気のお店とあって予約でいっぱいだったため、翌日のディナーを予約して、ホテル近くの「Via」というレストランに行きました。ガイドブックに寄るとフィンランド版「料理の鉄人」で優勝した人がシェフを務めるレストラン。なかなかの賑わいでしたが、予約無しで入れました。料理はパスタなどをオーダー。

このレストランで「豊高卓球部」という刺繍の入ったエンジ色のジャージを着ている男の子(フィンランド人)と遭遇。どこで手に入れたのやら。やはり、漢字は“かっこいい”のかしら?