2005/4/18 ヘルシンキ5日目~euro days~

marimeiko2007-04-08

今日はヘルシンキ最終日。朝食は最後にもう一度、港のマーケットにあるテントカフェ「+8℃」にパンとコーヒーを食べに行きました。前回「海を見ながら食べたいよねー」と言って敢えてテント外のオープンカフェスペースに座ったら寒かったので、今回はテント内で。続々と出勤前のサラリーマンがコーヒーを飲みにやってくる。おじさんが一人で切り盛り。「君たちはジャパニーズ?」と聞かれて「YES!」と答えると「こんにちは」と日本語を披露。“GOOD BYE”をお互いの母国語で教え合って私たちは「ナケミーン」おじさんは「さようなら」と言ってお店を後にしました。

フィンランドを離れるのは夕方。それまで中心地の教会めぐりに費やしました。
まずは丘の上に建つウスペンスキー教会へ。ここは北欧最大のロシア正教会の教会です。
港を見下ろす丘の上にそびえ立つ教会へ坂道を上り、階段を15分ほど上りようやく到着。しかし、入り口見つからず。教会の周りをぐるぐる周り、ドアというドアを開けようとするが締まっています。むむ。どうしたことか。そこで、ガイドブックを見ると月曜日は休館との情報が。あれれ、やってしまった。ま、でも観光が目的ではない旅行ではよくあること(私たちのチェックがズボラなだけ?)。記念に外観だけ写真を撮って次へ向かいます。しかし、それまでそんなに興味がなくても、入れないと分かると入ってみたい。だって「ロシア正教会の最大の教会なんだよ」と、他のロシア正教会を見たこともないくせに! ガイドブックで紹介されている“見所”を目の前にして見られないのは悔しい。

次はヘルシンキのシンボル? お土産屋さんで売っているポストカードに一番多く登場しているんじゃないかと思う、東京でいえば東京タワーのようなヘルシンキ大聖堂へ。先ほどのウスペンスキー教会ほど高台にあるわけではないけれど、元老院広場を見下ろすように階段の上に真っ白な教会がそびえ立っています。教会の横には緑豊かな大学もあってアカデミックな落ち着いた雰囲気。それに、広場は市民の憩いの場になっていて、天気がいい日にはこの階段に腰掛けてアイスクリームを食べたり。
ヨーロッパの教会はどこもガイドブックには載っていない教会でさえも、フラスコ画やステンドガラスや宗教画、その都度感嘆の声をあげていました。
このヘルシンキ大聖堂は、真っ白な天井に椅子や柱はグレーで過度なきらびやかさはないけれど、ドーム型の天井がとにかく高く、そこから見事なシャンデリアが長い長いロープで吊り下げられているのと、祭壇にある大きなキリストの画が印象的でした。

この日のランチは「cafe bar NO.9」で。
ここは「地球の歩き方」のような普通のガイドブックには特に紹介されていないけれど、「ロッタの北欧スケッチ旅行」に彼女が好きな店として紹介されていて、その後も日本のフィンランド政府観光局が発行している雑誌「Tori」の表紙になっていたこともあるので、知る人ぞ知る有名店なのかな。パスタを一人一品オーダーしましたが、量が多くて味も食感もこってりだったので、「Sea Horse」に続いて二人分のオーダーでよかった。ランチしている時に、コーヒー一杯をカードで支払う女の子を見て、カード社会北欧を実感しましたよ。
このお店は、偶然泊まっていたユースホステルの隣でラッキー。このストリートには「イヴァナ・ヘルシンキ」のお店や有名骨董屋「ビサール」も近くてとても便利でした。