2005/4/17 ヘルシンキ4DAY~euro days~

marimeiko2006-04-21

2005/4/16 4DAY 美術館、博物館、教会を巡って

フィンランドヘルシンキ4日目の朝食は、老舗カフェ(確か、ヘルシンキで一番古いとガイドブックで紹介されていた気がする)cafe Ekbergで。泊まっているユースホステルから歩いて5分ぐらい。近い。

ホテルを8:00過ぎに出たら、開店は9:00だったので散歩をすることに。とりあえず、またあてもなく歩く。かわいい看板、走るトラム、今日もお天気がよくて朝日が気持ちがいい。

そういえば、4日目の本日まで雨の心配は一切無し。ちょっと気になるカフェを発見。日曜日のためか本日はお休みのようだが、店内はイームズチェアやパントンが並び、ロゴもかわいい。次にヘルシンキを訪れた時のために、外観や番地を写真に収める。


さて、そろそろ開店しているかなと思って再び、cafe Ekbergへ。ブレックファーストバイキングで確か10ユーロ。ちょっと高めの朝食。
いわゆるホテルの朝食バイキングのような内容なんだけど、パンが焼きたてておいしかった。家族連れやちょっと年老いた夫婦など、上品そうな方々が多いなか、一番窓側の奥、太陽が燦々と当たる席に座っている一人の老人。見た目年齢……80歳?90歳? そんな人生のベテランのおじいさんが一人で朝食をとっている。おじいさんの前のお皿には、異様に多いきゅうりの山。きゅうり、大好きなんだ……。

私たちも相当のんびり朝食を取っていたけれど、そのおじいさんはもっと長い時間その席に座り、ふにゃふにゃ独り言のようなこともいいながら、のんびり朝の時間を楽しんでいた。目の前のきゅうりは減ってはいなかった……。バイキングはどうしても苦しいほどお腹いっぱいに食べてしまう。


さて、次は歩いてアート&デザイン美術館に向かう。1階のイベント展は「子供たちの作品」を展示。どれもこれも発想がおもしろく、子供の純粋さ知らないことの素晴らしさ、POPさ等々を新鮮で微笑ましく楽しく観る。2Fはアンティーク家具。B1にはフィンランドデザインを代表する家具や家電商品、食器などの雑貨類を一堂に会する。フィンランドデザインを一気に見るには最適。
イベント展の告知ポスターが貼ってあり、次回はマリメッコのデザイナー「マイヤ・イソラ展」だった。こちらも見たかった。一足違いに残念。

まだまだお腹はすかないが、行きたいレストラン、食べたいメニューをこなしていかなければならないのも、短い旅人の宿命!? というわけで、シナモンロールが絶品!というカフェを目指してさらに南に歩く。お店から人の列が外にはみ出しているお店を発見。そこが目的のカフェ「カフェ・サクセス」。特大のシナモンロールを3人で分けて、コーヒーを飲む。店内は地元の人でにぎわう。シナモンロールは美味しい。本当に美味しい。また食べたいものだ。


その後は、トラムに乗って中央駅方面に向かい、「ポスト・ミュージアム」へ。膨大な数の切手が収集されていたり、365年あるフィンランドの郵便の歴史が、蝋人形を配して説明されている。そして、注目すべきはミュージアムショップである。レターセットやボールペンなどは、手紙や郵便に関するものはもちろん、ホルンをモチーフにした郵便局のマークがデザインされた巾着袋には飴がはいっていたり、郵便やさんの着せ替え人形、郵便車のミニカーなどなど。私はフィンランド切手とワイン袋、飴などを購入。着せ替え人形はものめずらしさに購入を迷ったが、やめておいた。

ムーミン切手も買おうと思って、いわゆる普通の郵便窓口にも行くと、日本でいう“ゆうパック”のような郵便局指定の袋や箱が置いてあるが、このデザインがまたかわいい! 青と黄色の水玉がポンポンとデザインされており、
使う必要もないのに欲しくなってしまう。日本もこのぐらいデザインに気を使えばいいのに!と思う。2Fにもショップがあり、こちらにはムーミングッズなども売っていたようだが、この日は日曜日だったため残念ながらcloseだった。また、次回のお楽しみ。

歩いてヘルシンキ中央駅構内を散策。日本のように改札がないので、切符を持っていなくてもホームに入って列車旅行の雰囲気を味わえる。ヘルシンキ中央駅をデザインしたのは、ミッドセンチュリー・モダンでおなじみのエーロ・サーリネンの父親、エリエル・サーリネンである。空の青色に列車の赤色が映えて清々しい。

そして、岩の洞窟の教会「テンペリアウキオ教会」を見るために、再びトラムに乗る。「テンペリアウキオ教会」の前には数件のお土産やさんがあり、チェック。今回、フローティングペンを収集している友人から各土地の「スーベニールなフローティングペンを買ってくる」という指令を受けたため、お土産屋では必ずチェックなのだ。(しかし、これが旅を更に楽しいものにしてくれた)さっそくトナカイとソリが動くフローティングペンを見つけて、ステッカーなどとともに購入。

岩の洞窟の教会「テンペリアウキオ教会」は写真の通り。本当に岩の教会だ。しばし、コーラスの練習を見てから、歩いて街中まで戻る。

途中ブラブラと好き勝手に角をまがり、写真におさめ、なんとなく賑やかそうな場所を目指して歩くと、シネコンのような映画館のビルに到着。ハリウッド映画のポスターだらけだ。映画……というかハリウッドは世界中で大々的に上映されていることを実感。次は中央駅を目指して、そのまま通り過ぎ結局ユースホテルまで歩いて帰る。1時間ぐらい歩いた気がする。

(4/16続く)